・研究開発

含硫金属表面修飾剤特徴
 
  • 硫黄を金属表面に結合させて、金属表面に単分子膜を形成する方式なので、 卑金属のみならず金・白金・銀等の貴金属の表面にも修飾が可能です (図1の一番上の式参照)。


  • 金属表面に単分子膜を形成させる段階で、マスク等を用いることで、 パターン化された単分子膜を形成することもできます(図1参照)。


  • 特定の波長の光を用いて光照射を行い、光保護基を脱離させることにより、 アミノ基、カルボキシル基、アルコキシル基、メルカプト基、スルホニル基など、有機化学において有用な官能基を誘導することができます (図1及び表1参照)。


  • 特定の波長の光を用いて複数の官能基を特定の位置に発生させる事により、 複数の機能性化合物を配列させた高次機能性表面を作成することも可能です。



図1,金属表面への自己組織化膜の形成から機能発現までの一連の流れ。 (一例としてカルバメートタイプ)

表1, 光照射により誘導される官能基